「近所の川にメダカを見つけた!」ちょっと待って下さい。そう喜ぶのは早いですよ。それ、本当にメダカですか?もしかしたらメダカではなく、外来種の「カダヤシ」ではないですか?「カダヤシ」とは「蚊絶やし」とも表記され、その字が表す通り蚊やボウフラなどの害虫を食べることから、害虫駆除を目的として外国から持ち込まれた外来種です。

「カダヤシ」は見かけがメダカと似ており、また現在、絶滅危惧種に指定されたメダカとは対照的に、国内で非常に繁殖していることも相まって、メダカと勘違いされることが多いようなのです。

「カダヤシ」は非常に攻撃的で、時にはメダカに攻撃をしかけたり餌を横取りしたりすることもあるようです。また胎生(稚魚を産む)なので水草のない所でも繁殖することが出来るため、その数はどんどん増えていき、メダカのテリトリーを奪っていったようなのです。なので「カダヤシ」は時に、「メダカの減少の一因」と言われることもあります。

メダカと「カダヤシ」は同じメダカ目ですが、メダカが産卵により子供を増やすのに対し、「カダヤシ」はグッピーなどと同じように、稚魚を産んで子供を増やします。また「稚魚を産む」という方法は、日本の環境の中で繁殖するためには非常に有利であると言われています。こういった部分も、「カダヤシ」が増えた一因なのでしょう。